どーも、こんにちは。いまたつです。
ソニフルって楽器屋なのに、最近なんでこんなに介護食推しなの???と疑問を持たれるかもしれません。
実は音楽と食事には、ある共通点を通して密接な関係があるんです。
今回はそんな音楽のチカラをちょこっとだけご紹介したいと思いますッ!!
そしてお腹が空いたら…おいしいご飯が食べたくなりますよね♪
というわけで、介護食ワークショップ「クリコ流希望のご飯 ラクラクキッチン」の第3弾の開催案内もお伝えしますッ!!
本日のテーマのもくじ
音楽のチカラで、毎日の食事にも楽しさをッ!!
さて、改めて楽器屋のいまたつがここ最近「介護食」についての情報を発信しているのでしょうか。
それは音楽を楽しむことで、毎日の食事までもおいしく楽しむことができちゃうからなんですッ!!
キーワードは、「お口の健康」(口腔機能なんて言ったりします)
食事を楽しむにはお口が健康であることが大切ですが、音楽にはその健康を支えるチカラがあるのです。
それでは具体的にどんなチカラなのか見ていきましょう♪
研究からのエビデンスに基づいた「音楽の理論的な効果」
音楽療法として音楽を用いた場合、様々な効果が期待されているのはご存知ですよね?(笑)
忘れてしまったッ!!という方は下のリンクからおさらいしてみましょう。
認知症による「うつ」の改善効果も!さまざまな介護度・病気に貢献できる音楽療法の効果と研究プロセスを解説!
こちらでは、音楽療法士の重田先生にお話を伺いました。
研究もされている先生ということで、身体・認知機能に具体的な変化が認められるもの、つまりエビデンス(証拠)があるものから、期待される効果を教えて頂きました。
心身の活性化、短期記憶や認知能力の向上、歌唱による心肺機能の維持や向上、廃用性症候群の予防などありますが、注目すべきは
口腔機能の維持・向上による誤嚥性肺炎の予防
コレですよッ!!!
なかなか難しい漢字が並んでいてわかりにくいかもしれませんが、
「キチンと噛めて、キチンと飲み込めて、むせない」
ということなんです。
実は普段、ご飯を普通に食べられるということは、とっても幸せなことなんです。
失って初めて気づく幸せ…なんて言いますが、おいしく楽しい食事のためにはお口の健康が欠かせませんッ!!
その健康を維持・向上できる音楽ってスゴくないですか?!
参加者の一人ひとりの生活を変える「音楽による心理的な変化」
一方で、まだまだエビデンスとしては確立されていませんが、介護の現場で音楽を用いた際、明らかに変化があったこととしてよく報告される事例があります。
・毎週の音楽の時間を楽しみにし、日々の生きがいとすることでいきいき過ごせるようになった
・音楽の時間は没頭できるので不安なことを忘れられて楽しく過ごせる
この様に心理的な部分もに働きかけることができるのも音楽の特徴です。
単純に余暇の時間を楽しんで過ごしていただくことで不安感がなくなり、食欲が増えるということも期待できるはずです。
そしてさらに
・たくさん歌ってのどが渇いた
・歌うのは意外と全身運動なのでお腹が空いた
など、「空腹」という最高のスパイスを得るためにも、音楽は活用できるんですよッ!!
音楽のチカラで介護を受けている方の生活をもっと豊かにする
音楽療法には様々な期待される効果があるということは、研究により日々明らかにされてきています。
ですが、「効果がある」ということだけでは人間は幸せにはなれません。
その効果を使って、介護を受けている方の生活をどうやって豊かにしていくことができるのか。
そういった部分にまで配慮していくことが「高齢者分野の音楽療法」には求められているのです。
では、実際にどうやったら豊かにできるのかと考えた時、毎日行っている事を充実させるのが一番簡単で効率的ですよね???
つまり日々の食事を充実させていくことが、毎日を楽しく過ごす為に重要ということです!!
そのためには、音楽のチカラを活用していくことも大切だということは、もうわかりますよね♪
口腔機能の維持はもちろん、おいしく楽しく食べることまでもサポートする歯科医師の先生
実は介護の教科書を始めた当初から、とある専門家の方にも音楽のチカラについてインタビューをしてみたいと思っていました。
それは…「歯科医師の先生」なんですッ!
私の前職が歯科機器メーカーのエンジニアであったこともあり、実は歌うことと口腔機能には密接な関係があることはうっすらと知っていました。
ですがなかなか音楽と歯科に関して合わせて聞ける先生に巡り会えず…
そんな折、まだ公開されてはいませんが、次回の介護の教科書の記事を作成するために、介護食の料理教室を取材に行きました。
そこでとある歯科医師の先生と出会ったんです。
音楽とものづくりが大好きな方で、良くなる子にもとっても興味を持っていただきました。
お話を伺ったところ、先生は在宅診療に携わっており、高齢者の訪問診療に行った際には、食事がうまく食べられないという相談をよく受けたそうです。
そこで先生は、自分らしい介護食、つまり「彩りが良くておいしくて明るいまごころご飯を考えたい」という想いから、介護食士の資格まで取られたました。
そして実際に診療先で口腔機能が低下されている方でも食べやすい料理をお伝えしたところ、おいしいと喜んでいただき、とても嬉しい出来事となったそうです。
口腔機能を守るのが歯科医師の約目ですが、そこから一歩踏み込んでおいしい食事、そして楽しい毎日も支えることがこれからの歯科医師に求められる役目であると語った先生。
その先生こそが、今回ご紹介する「クリコ流希望のごはん ラクラクキッチン!」の主催である高橋なぎさ先生なのですッ!!
クリコ流希望のご飯 ラクラクキッチン
高橋先生が主催するワークショップもついにシリーズ第3弾が行われますッ!!
前回の様子はこちらでいまたつがレポートしていますよ↓
今回は野菜料理編ということで、洋風茶碗蒸しにリゾット、フルーツポンチといったラインナップ♪
どんな味なのか想像しただけで、いまたつはもうお腹が空いてきました(笑)
主催の高橋先生よりコメント
クリコ流希望のごはん ラクラクキッチン!も3回目となりました。
今回のテーマはお野菜です。
診療でお宅へ伺うと高齢者のお食事が麺類やパン、おにぎりなど簡単なもので済ませている場をよく見かけます。
お野菜を食べやすくするとなると刻む、長く茹でるということに限られてしまっているのが現状なのかもしれません。
お野菜には体の調整をする作用のあるビタミンや整腸作用のある食物繊維を豊富に含んでいるものがたくさんあります。
そんなお野菜たち、どうしたら美味しくて食べやすくすることができるのか。
そして見た目も素敵に仕上げるこつを教えていただきましょう。
ご家族にとってのお食事づくりの、そして在宅医療にかかわる方々には患者さまに関わる栄養や食事に関して問題解決の、一助になれば嬉しく思います。
Vol.3 ~野菜料理編~ イベント詳細
・日時:8月4日(日) 13:30~16:00(受付 13:00~)
・場所:緑ヶ丘文化会館 第9研修室(調理室) 東京都目黒区緑が丘2丁目14番地23号 東急東横線・東急大井町線 自由が丘駅から徒歩8分
・会費:4000円
・募集人数:30名(最大40名)
・形式:デモンストレーション+試食
・講師:クリコ(保森千枝)先生
・メールでのお申込方法:angelico.nagie@gmail.com(担当 高橋)
件名に「entaku ワークショップ申込」と明記の上、お名前・人数・ご住所・ご連絡先番号を記載の上お送りください。
・FAXでのお申し込み方法:03-3743-2888(担当 久保)
お名前・人数・ご住所・ご連絡先番号を記載の上お送りください。
※後日振込先案内のご連絡させて頂き、入金確認をもって申込み完了となります。
・締切:7月28日(日) 以降応相談可
・主催:ENTAKU ~The hearty meal~
・協賛:くすのき歯科医院
講師のクリコ先生
みなさま、こんにちは。
梅雨間近で暑い毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
第1回「お肉料理編」、第2回「お魚料理編」は、大変ご好評いただきました。たくさんの方のご参加、本当にありがとうございました。
来たる8月4日(日)に、第3回「野菜料理編」を開催いたします。
栄養豊富で彩り豊かに食卓を飾ってくれる野菜をたくさん食べてもらいたいものですが、柔らかく加熱しても繊維の多い野菜などは、食べづらく、敬遠してしまいがちです。
クリコ流では柔らかく茹でてから滑らかなピュレ状にすりつぶした野菜ピュレを使って主食からデザートまでバリエーション豊かな野菜料理をご紹介しています。
今回のメニューは次の3品を予定しております。
「ミックスきのこのフラン(洋風茶碗蒸し)」
「かぼちゃのリゾット」
「くずゼリーのフルーツポンチ」
メニューは変更になる可能性がございます。あらかじめ、ご了承くださいますようお願いいたします。
たくさんのご参加をお待ちしております!