どうもです。クラゲとかいてミヅキと読みます。ひよっこ音楽療法ライターの海月ひなたです。
介護予防というと、カラダが元気でいるようにするもの、というイメージが強いですが、実は感情にも介護予防が必要なんです!
ということで今回は、音楽療法で脳を活性化のご提案です。
カラダよりも先に感情から老け始めるらしい
精神科医の和田秀樹さんの著書に「人は「感情」から老化する」というものがあります。高齢者の臨床にも多く関わっている方です。
和田さん曰く、感情が年々衰えていくというのです。
原因は、脳の萎縮の「場所」です。加齢によって脳が萎縮していく際に、萎縮が最も早くみられるのが前頭葉。ここは感情をコントロールする期間です。
前頭葉によって「嬉しい!」という感情、「やってみたい!」という意欲的な感情が起ります。
つまり、前頭葉の萎縮は、感情を感じにくくなるということなのです!
前頭葉の萎縮でみられる感情の変化とは?
前頭葉の萎縮によってみられる感情の変化に次のようなものがあります。
・些細なことで怒りっぽくなる。
・以前楽しめていたものが楽しくなくなってきた。
・他人の意見を受け入れることができずに衝突することが多くなった。
・楽しみが見つけられなくなった。
・何をするにも億劫になってしまった。
高齢者の分野において、認知症については近年大きく注目されているにも関わらず、感情についてはあまり注目されていません。
意欲がなくなってしまっては、体を動かすことも億劫になり、体力も衰えていくでしょう。
最悪、うつなどの病気になってしまう可能性もあります。
前頭葉の活性化には音楽
前頭葉を活性化することが、健康維持の観点からも非常に重要だということ、分かっていただけたと思います。
そこで感情を動かすのに一役買ってくれる可能性があるのが音楽です。音楽は前頭葉を刺激するため、感情の老化を防いでくると期待されています。
音楽にリラックス効果、ストレス軽減効果があるとされているのもそのためです。
まずは自分が好きな音楽から聞いてみてはいかがでしょうか?
ポイントは「心地よい音楽」を聴くことです。
好きな音楽は、その日のコンディションによって変わってきます。
心地よいな〜と思える音楽が良いかなと思います。