介護予防のために高齢の方に音楽療法?!そんなことよりも大切なことを考えてみた

近年、介護業界で注目を集めているホットワードの1つに認知症が挙げられますが、この認知症と一緒に注目されているのが、音楽療法や音楽レクリエーション。これらは認知症を予防する効果があると言われています。

色々と調べて来ましたが、私が一番感じているのは、高齢の方がいきいきと暮らせる生活ができれば、音楽は必要ないということ。音楽は脳を活性化させる素晴らしいものだと感じていますし、感情を健康にするものだと信じています。しかしそんなことよりももっと大切なことがあるのです。

音楽療法だけに頼るのは、英会話スクールだけでは英語が話せないのと同じこと

前頭葉の活性化には音楽

 

週に一度の音楽療法や音楽レクリエーションは、もちろん介護予防に効果があるでしょう。しかし私は、英会話スクールに通じるものがあると思っています。英会話スクールは、行かないよりは行った方が効果があります。しかし週に数回のレッスンで、英語が喋れるようにはなりません。いかに日常に英語を取り入れるかが大切になってきます。

これと同じで、音楽療法や音楽レクリエーションのみに頼る介護予防の効果は、とても小さなものです。音楽を日常的に取り入れる工夫をすることの方が重要なのです。

 

介護予防の目的とは?音楽療法を行う目的とは?

介護予防

 

そもそも介護予防とは何か?音楽療法を行う目的は何か?厚生労働省のホームページには、介護予防について以下のように記載されていました。

身体機能の改善や環境調節などを通じて、個々の高齢者の生活機能(活動レベル)や参加(役割レベル)の向上をもたらし、それによって一人ひとりの生きがいや自己実現のため取り組みを支援して、生活の質(QOL)の向上を目指すものである。(厚生労働省 介護予防マニュアル改訂版より抜粋 2018年5月現在)

 

そうです。生活の質(QOL)の改善が目的なんです。

ひよっこ音楽療法ライター海月
私は介護予防での音楽の利用については、あくまでも補助的な役割だと考えています。生活の質を上げるためには「介護予防にどの手段を使うか?」ということよりも、どうすればいきいきと毎日を過ごせるようになるのか?という点の方がはるかに重要だと思います。

 

音楽(音楽療法や音楽レクリエーション)は、その選択肢の中のひとつに過ぎません。日々の暮らしの中にどんな楽しみを見つけていくのか。それは高齢の方だけではなく、これは私たちにも言えることです。

 

日々の生活の中に些細な幸せを見つけていくこと

 

些細なことで良いんです。餃子が好きだから作ってみようとか、コーヒーが好きだからハンドドリップに凝ってみようとか。そんな些細なことです。しかしあまりに身近すぎて、なかなか小さな幸せを見つけるのは難しかったりするのも現実です。

特に高齢の方は、「そんなことしたって」なんて考えてしまうこともあるでしょう。(私たち的にはちょっぴりイラっとしてしまいますが、それだけいろんな経験をしてきたからこそ予知能力が高い証拠です)

そんな時には、周りの方が一緒にどうすば「今この瞬間」が楽しくなるのかを考えたり、時にはその環境を用意してあげることも必要なのかもしれません。高齢の方の「そんなことしたって」の考えは、私たち若者が打破できると信じています。

 

若者よ、人生の先輩のためにググるのだ

生活のちょっとの工夫が思いつかなければ、ググれば良いのです。あぁ、なんて便利な世の中に生まれたんでしょう。アイデアなんていらないのです。休日何もやることなかったら「休日 イベント」とか「ラーメン 行列」とかググるのと一緒。若者よ、その検索能力を高齢者のために使えば良いのです。

「介護予防」と聞くと、つい「運動」だったり「脳トレ」など本格的なことをしなければならないと思いがちですが、もっと身近なことに目を向けることが重要だと思います。そうして小さな楽しみを積み重ねていくことが、自然と介護予防につながっていくと感じるのです。

音楽はあくまでツールですからね。

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